フルタイム・キラー(2001年、香港) ―7.0点。香港×日本ノワール・ハードボイルド

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『フルタイム・キラー』(2001年、香港)
監督: ジョニー・トー&ワイ・カーファイ
出演: アンディ・ラウ, 反町隆史, サイモン・ヤム, ケリー・リン

【点数】
★★★★★★★☆☆☆ / 7.0点

マレーシア・クアラルンプール、韓国・ソウル、シンガポール。香港を拠点に様々な場所で殺しを行う、「フルタイム・キラー(全職殺人)」と呼ばれる男たちの物語。

アジアの二大スター・香港のアンディ・ラウ&日本の反町隆史の奇跡の共演、しかも監督は香港ノワールの巨匠・ジョニー・トー。今ではありえないのではないかと思うほど豪華なドリームチームによるハードボイルドの傑作だ。

さて、筆者はこんな映画はリアルタイムではもちろん知らなかった。日本ではあまり有名ではないだろう。反町が香港映画を出ていたことなど知る由もなし。しかし、香港へ旅行へ行ったときに、観光者向けの香港映画展示ブースがあり、そこで流れていたのが、本作・フルタイム・キラーだった。

使う言語は英語・日本語・広東語・北京語。グローバルに活躍する殺し屋たちの日常を描いている点でも非常に興味深い。殺し屋”O”を演じる反町も、基本的に寡黙な役ではあるが、日本語を中心としながらも中国語と英語を話している。アンディ・ラウが話す日本語も少しクレイジーで役にハマッている。ヒロイン役のケリー・リンも日本語が意外に堪能で、色んな意味でも傑作でもあり怪作だ。有名俳優たちの多国語での組み合わせが見所でもある。

しかし、ジョニー・トーの描くハードボイルドな男の姿に、反町隆史はハマリ過ぎている。香港ではその長身やアジア人離れしたスタイリッシュな顔立ちはかなりクール。アンディ・ラウと共演だが、主役はやっぱり反町だなと。むしろ反町を立てるために用意された作品なんじゃないかと思うほど。

香港ノワールらしく、銃撃戦で撃たれても、意外とピンピンしている。撃たれても、なかなか死なない。ベタっぽい西部劇のようでもあるが、それはクールさやハードボイルっぽさを売りにしてお客さんを楽しませるような映画なのでリアリズム描写を突っ込む方が下種というものだ。ベタであれ、どう転ぶか分からない展開もそれなりに楽しめる。

日本人のトップスター反町が、香港のアンディ・ラウと共演してガチンコ勝負している。激しい銃撃戦、夜の決闘、それを見れるだけで、とにかく二人ともカッコよくて、ミーハーな筆者としては満足なのだ。

日本人スターでも、香港ノワールにハマッれる光景が微笑ましい。

(Written by kojiroh)

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