『プリンセス・トヨトミ』(2011年、日本) ―6.5点。大阪文化総動員のSF(?)大作

『プリンセス・トヨトミ』(2011年、日本) 119min
監督:鈴木雅之
脚本:相沢友子
出演:堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、江守徹、菊池桃子、笹野高史、和久井映見、中井貴一

【点数】
★★★★★★☆☆☆ / 6.5点

※リアルタイム映画評

「その日、大阪が全停止した」。
このキャッチコピーで話題の映画、万目学のベストセラーの映画化である。

口コミで評判がよかったので、ベタな映画だとも思いながらも筆者は劇場へと足を運んだ。

プリンセストヨトミ、豊臣王女?
一体どういう物語なのかまったく予備知識なく見に行った。そんな前知識なしで行ったことも幸いしてか、所感としては、ずばりなかなか見応えのある面白い映画だった。


さてあらすじであるが、突如として大阪府で一切の営業活動、商業活動が一斉に停止した。物語はそこからさかのぼること10日前、東京から訪れた会計検査院の調査官3人と、空堀商店街に住む2人の中学生の、一見何の関わりもない行動を中心に描かれる。

監督は鈴木雅之、テレビドラマなども多く手がけている彼だが、本作でも顔面のドアップなど彼流の演出が冴えていた。堤真一のドアップのシーンなどは映画館で見るとなかなか迫力があった。

特に原作がいいというのが大きいだろうが、東京と大阪、その二つの大都市の文化的な差異であったり、歴史的な生い立ちの違いを強く感じさせる話だった。東京・大阪という大都市によって繁栄してきた日本に生きる僕らにとっては見る価値の大きな映画である。

とはいっても、かなりファンタジーの要素が強い物語ではある。奇想天外な発想によるこの物語は好みではなかったが、細かい小道具のパンチが効いていることもあり、それなりに楽しむことができた。堤真一がいつも舐めるアイスクリーム、大阪風串揚げ、お好み焼き、とにかく本作は食事のシーンが独創性豊かで素晴らしい。


そんなくせ者三人の大阪出張を舞台にした物語であるが、その名トリオっぷりが最後は愛おしく思えてくる。

大阪フリークな私としては、なかなか楽しめる一本であった。大阪を描いた秀逸作であることは間違いない。

Written by kojiroh

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