『ブレイキングニュース -大事件-』(2004年、香港)―6.5点。香港警察、一大SHOW映画


『ブレイキングニュース -大事件-』(2004年、香港)―91min
監督:ジョニー・トー
脚本:チャン・ヒンカイ、イップ・ティンシン
出演者:ケリー・チャン、リッチー・レン、ニック・チョン、チョン・シウファイ、ラム・シュー、ホイ・シウホンetc

【点数】 ★★★★★★☆☆☆ / 6.5点

巨匠ジョニー・トーによる、冒頭からいきなりハイスピードで7分にも及ぶ銃撃戦が繰り広げられる香港アクション大作。ジョニー・トーの作家性と商業的なスペクタクルな面がうまく融合した一作。


ある朝、香港の市街地で銀行強盗団と警察との壮絶な銃撃戦が発生し、ユアン率いる犯人グループを捕り逃してしまう。しかも偶然現場に居合わせたTV局のカメラによってその一部始終が報道されてしまい警察への非難が高まる。そんな中、新任指揮官レベッカは失地回復のためメディアを逆利用する戦略に打って出るのだが…。


『インファナル・アフェア』でも活躍だったケリー・チャンを主役に添えて、香港警察と犯罪者との対立だけでなく、世論と警察の社会的対立も描く、いかにも香港ノワールっぽい映画であるが、そんなお決まりなパターンが逆に微笑ましくも思える。

「泥棒さんと食事できるなんてめったにあることじゃない」
と言って、進入してきた強盗らに、人質になったラムシューが振舞う食事のシーンは本作でもダントツで名シーンだと思った。異様なシチュエイションながらもこれは傑作といえる食卓シーンだ。ジョニートーはいつも思うが食卓に登場人物の人間性を反映させるのが本当にうまい。


トー映画の常連であるニック・チョンと、相変わらず間抜けな警官役にはまる名脇役ホイ・シウホンのコンビが本作でも微笑ましい。

しかしどこか可もなく不可もなくなパンチの弱い作品である感が否めず、ここという見所に少し物足りなさは感じるが、ジョニートー映画は90分ぐらいの尺できっちりと起承転結を定めて作られていて、見るほうとしても安心して時間の長さを感じることなく見れるはやはり匠だなと思える。

Written by kojiroh

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