『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年、スウェーデン)―6.5点。堅実な作りの本場スウェーデン製ミレニアム


『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2009年、スウェーデン)―153min
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
脚本:ニコライ・アーセル、ラスマス・ヘイスターバング
原作:スティーグ・ラーソン
出演者:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スヴェン=ベルティル・タウベ、イングヴァル・ヒルドヴァル、レナ・エンドレ、ステファン・サウク etc

【点数】 ★★★★★★☆☆☆ / 6.5点

ハリウッド版の『ドラゴン・タトゥーの女』に衝撃を受けた筆者は、元祖大元のスウェーデン製の『ミレニアム』も見てみたいとおもってレンタルビデオ屋で借りてきて鑑賞した。

さて、あらすじは繰り返しになるが、
社会派月刊誌『ミレニアム』を発行するジャーナリストのミカエルは不正を告発した記事で逆に名誉毀損の有罪判決を受け窮地に陥る。そんな彼のもとに、大財閥ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリックからある調査依頼が舞い込む。一方、ヘンリックの依頼で秘かにミカエルの身辺調査を行っていた天才女性ハッカー、リスベットは、その後もミカエルのパソコンをハッキングし続け、偶然にも事件を巡るある重要な切り口に気づき、2人はコンビを組み真相究明に当たるのだったが…。

ハリウッド映画化よりも内容は重厚でシリアス。
スタイリッシュさよりも長編小説である本作を分かりやすく映像化している堅実な作りという印象。

本作でも強烈な個性を持つ登場人物はそれなりに様になってはいるが、ハリウッド版のスタイリッシュで現代的なアウトローを描いた様を思うと少し物足りなさがある。音楽の使い方などは当然ハリウッド版などのようなエレクトリックなサウンドでもないので、なんだかやっぱりクールさが足りない印象。

一度知っている物語なので少し新鮮さがなかったが、いかんせん原作がいいので、そんなに派手な演出や独自なことをしなくても平均的にしっかりと作ればやはりそれなりに面白くなるものだ。両者のバージョンでも細かいエピソードや設定が異なっているので、新しい発見もあるのでそれなりには楽しめる。

恐らく、ハリウッド版を見てなければもっと面白いと思えたと思うが、いかんせんフィンチャーとルーニーマーラのリスベット・サランデルがあまりに強烈なインパクトを残したため、本作のリスベットは少し退屈に思えてしまい、少し残念ではあった。今回は猫などの細かい小道具もなくて全体的にパンチが弱い。

スウェーデン語でちゃんと作られていて面白いんだけどね、見る順番の影響はやはり大きかったですね。オチを知っているミステリーを何度も見るもんじゃないなと。

Kojiroh

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