『ゾンビ伝説』(1988年、アメリカ)―2.0点。グダグダなサイエンス・ゾンビ映画


『ゾンビ伝説』(1988年、アメリカ)―98min
監督:ウェス・クレイヴン
脚本:リチャード・マックスウェル、A・R・シムーン
原作:ウェイド・デイヴィス『蛇と虹-ゾンビの謎に挑む』
出演:ビル・プルマン、キャシー・タイソン、ゼイクス・モカエ、ポール・ウィンフィールド、ブレント・ジェニングス、コンラッド・ロバーツetc

【点数】 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆/ 2.0点

さて、ゾンビ映画マニアである筆者はある日、何か面白いゾンビ映画はないもんかと、ビデオ屋のホラーコーナーの一角にあったゾンビ映画っぽいこの『ゾンビ伝説』を手にすることになる。

がしかし、感想は「騙された!!」である。

というのも本作のあらすじであるが、
科学者のデニスはゾンビの研究のためにハイチを訪れ、死から蘇ったという男と接触する。そしてゾンビ化を引き起こす薬を探し始めるのだが、彼を監視していた黒魔術師たちによって拉致されてしまうが…。

というわけで、全然いわゆるゾンビ映画ではなかった。
てっきりゾンビが大量出現してサバイバルをかけた戦いが始める…的な内容が好みの筆者としては、本作はあまりにもサイエンス・サスペンスの要素が多すぎた。あと霊的世界とか超能力とか、もはやゾンビ映画というより魔術系サイコ映画である。

ゾンビは全然凶暴でもなんでもなく、人畜無害なゴーストのような扱い。凶暴化して人を襲って感染してゆく類の映画ではまるでありませんでしたw

一応、科学でゾンビ化現象を解明しようとするが、結局は黒魔術の世界に入ってしまい、超能力で敵にやられたりと、最後はもうグダグダで物語の収集がわけわかめになってます。

これが88年に作られた映画であることが信じられない。
チャチなゾンビ表現と黒魔術。
かなり低予算だったのか、ぐだぐだでちゃちすぎる。途中に挿入される動物とたわむれるシーンもよくわからない。ともかく見るのを何度も中断してようやく鑑賞を終えたような映画になってしまった。今思うと無理して全部見なくてもよかった気さえしてくる(苦笑

エルム街の悪夢のウェス・クレヴンは一体、何がしたかったのだろうか。ハイチとゾンビ、そしてなぜ黒魔術?もうわけわけめです。。

てわけで今後は安易に「ゾンビ」と名のついた映画を借りないようにしようといい授業料を払った作品でした。

kojiroh

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