『サイドウェイ』(2004年、アメリカ)―6.0点。シュールな凸凹コンビのロードムービー


『サイドウェイ』(2004年、アメリカ)―130min
監督:アレクサンダー・ペイン
脚本:アレクサンダー・ペイン、ジム・テイラー
原作:レックス・ピケット
出演者:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー etc

【点数】 ★★★★★★☆☆☆☆ / 6.0点

アカデミー賞の脚本賞を受賞したアレクサンダーペイン監督作品。
アメリカでよくありそうな、結婚を控えた男が最後のバカンスを楽しむというベタな内容を、小説家志望の内気な相方と共に描いた、ハートフルというかジュールというか、とにかく笑えるロードムービー。

あらすじは、
教師をしているマイルスはバツイチで小説家志望。ワイン通のマイルスは親友のジャックの結婚前、二人でカリフォルニア州サンタバーバラ郡のワイナリー巡りに出かけて、独身最後のひと時を極上のワインとゴルフで楽しもうとする。しかしジャックは女をひっかけることしか頭になく、現地で2人の女性と交友を深めることになるのだが…。

ワイン、女、そして人生を探す旅。いかにもTHE アメリカ。小説家志望の内気な中年とプレイボーイのしがない俳優。水と油のようなコンビっぷりであるが、頓珍漢なことを旅中に重ねてゆく姿には引き込まれると思わずニヤリ。米国チックな出会いと笑いが散りばめられて楽しめる。


旅によって内気なマイルスと遊び人のジャックは出会いに動かされて次第に今までの自分から変わってゆく――というベタな物語でもなんでもなく、本作ではただひたすら現状の悪習慣が変わらずにくすぶってゆく中年2人のダメな姿を面白おかしく描く。そこがダメダメだがシュールなのだ。

マイルスのキャラの内気なじれったさにはイライラしてくるほど。小説家を目指している人間の人生なんてこんなものかと、脚本を書いたペイン監督本人が皮肉っているようにも思える。

本作はそれなりに共感できて引き込まれる部分はあったのだが、

しかし、サンドラ・オーがどう観てもコリア顔で配役に違和感あり、途中、気になってしょうがなかった…。これは監督の奥さんになった背景が影響しているのか。なにやらこのキャスティングが個人的にミスキャストで、世界観に違和感をもたらしているとしか思えない。逆の意味でジャックが彼女に対して「ゴージャス」
と言ってるシーンが笑えてしまったのだが――。

ともかく、監督自身の人生と私情をダイレクトに反映しているのではないかと疑える一風変わった癖のあるロードムービーであった。

kojiroh

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