『奇跡』(2011年、日本)―5.0点。普通の人々による退屈な希望


『奇跡』(2011年、日本)―128min
監督:是枝裕和
脚本&編集:是枝裕和
音楽:くるり
出演者:前田航基、前田旺志郎、大塚寧々、オダギリジョー、夏川結衣、阿部寛、長澤まさみ etc

【点数】 ★★★★★☆☆☆☆☆ / 5.0点

『誰も知らない』『空気人形』など国際映画祭でも評価が名高い是枝監督による、JRをスポンサーにして風情ある九州と離れ離れになった一風変わった家族の姿を描く。


◎あらすじ
小学6年生の航一と小学4年生の龍之介は仲の良い兄弟。しかし両親が離婚してしまい、それぞれの親に引き取られた2人は鹿児島と福岡で離ればなれに暮らしていた。ある日、九州新幹線の一番列車がすれ違う瞬間を目撃すれば願いが叶うという噂を耳にした航一。再び家族4人の絆を取り戻したいと願う彼は、友だちや周囲の大人たちを巻き込みながら、奇跡を起こすための無謀な計画を進めていくのだが…。(Allcinemaより引用)

まえだまえだのコンビネーションが映画でも冴えている。
素朴な庶民の田舎での暮らしっぷりは一つのみどころ。

オダギリジョーや阿部寛などの普通では主役級の俳優が脇に回って九州なまりの言葉づかいで存在感を発揮しているあたりは思わずニヤリ。

しかし個人的な趣味趣向の問題もあるが、純粋な子供たちを主人公としたあまり感情輸入できない。

不安定な両親の下でたくましく生きる姿と九州の自然美には風情もあり癒し要素ありだが、それが個人的にはあまりにも平凡で退屈。そもそもこの主人公たちは2時間のドラマにするほど特異でもなければ困難な壁がない。

「奇跡」を望むほど不幸な子供でもなければ必然性もない。
普通の人々の冒険というのは実に退屈な刺激であった。

デキがいい映画ではあるのだが、この題材で二時間引っ張るような刺激的な中身を求めた僕が場違いな観客であったのかもしれないが…。

kojiroh

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