『宇宙戦争』(2005年、アメリカ)―5.5点。SFクソ映画の金字塔


『宇宙戦争』(2005年、アメリカ)―116min
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジョシュ・フリードマン、デヴィッド・コープ
原作:H・G・ウェルズ
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィンetc

【点数】 ★★★★★☆☆☆☆/ 5.5点

H・G・ウェルズによる同名SF小説『宇宙戦争』を原作としたスティーヴン・スピルバーグ監督のSF大作。トム・クルーズ出演。豪華キャストに100億以上の制作費。

これは傑作に違いないと思いつつもB級映画の匂いがぷんぷんする。
クソ映画好きな人も絶賛する人が多い王道の本作を、遂に筆者はレンタルで鑑賞。


◎あらすじ
アメリカ東部のニュージャージーに暮らすレイは労働者階級のごく平凡な男。別れた妻との間には息子のロビーと娘レイチェルがいた。だが子どもたちとの面会の日、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れる。晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われると、激しい稲光が地上に達し、地面に巨大な穴を空ける。すると地中で何者かが激しくうごめき始め、町が次々と破壊され、人々がパニックに陥る。そんな中、レイは子どもたちのもとへ駆けつけ、彼らを守るため懸命に奔走する…。
(Allcinemaより引用)


宇宙人が登場してあっという間に廃墟になる街。
とりあえず宇宙人も最強すぎて逃げ惑う人々。
しまいにはジャンボジェットも落ちる。さすが100億以上かけているだけのことはあり、クソでも盛大に金を使っていることが伺えるので見応えはあります。

CGでのエイリアンの描かれ方もスタイリッシュさがありよい。
だがそれ以上にパニックになった人々の愚かな姿を描いたことが、本作の一番面白い部分だろう。


危機が迫り、周りの人を押しのけて車で家族を連れて逃亡し始める自己中心的な父のトムクルーズの奔走にはなんだか笑える。人がめちゃくちゃ死んでゆくが、グロテスクにも思える要素もあるのだが、大作にしてはシリアスとユーモアの方向性が微妙で、グダグダにも思える。

「大阪ではもう何体も倒したらしい」
この挿入がツボだった。シリアスなSFである反面、ギャグ要素もあるような。それでいて真面目にやっている。

困難な危機に見舞われた中で、平凡な労働者を主人公にした家族の絆を描く。いかにも娯楽大作、商業的な映画でスピルバーグらしい大衆性。

まったくもって心に残らない映画だが、なんだかこの微妙なテンションがツボっちゃツボかもしれない。

それにしても息子はどうやって生き延びることができたのか……。幕切れも微妙であるが、その微妙な温度感がマニアの心をくすぐるのかもしれない。

うーん、やはり深堀するような中身はなく、これ以上書くこともないかなと思うようなタイプのクソ映画だが、確かに一見の価値はある。

kojiroh

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