『感染』(2004年、日本)―7.0点。不気味な病院ホラーの秀作


『感染』(2004年、日本)―98min
監督:落合正幸
脚本:落合正幸
原案:君塚良一(世にも奇妙な物語「急患」)
出演:佐藤浩市、 高嶋政伸、星野真里、木村多江、真木よう子、南果歩、佐野史郎etc

【点数】 ★★★★★★★☆☆☆/ 7.0点

Jホラーシアターという6人のホラー監督が携わる企画の第一弾として制作された『感染』。原作は世にも奇妙な物語の『急患』。13年の歳月を経て復活したらしく、キャストも豪華なので、レンタルで鑑賞。

広がる感染症のサバイバル映画なのかと思いきや、内面的な心理と感染、霊的なものとの絡みがあるオカルト・ホラーであり、想像以上によくできた怖い映画であった。


◎あらすじ
舞台はとある古い病院。患者数が多い割には赤字続きで、業務の多忙さ故にほぼ毎日夜勤でスタッフ間の関係や病院内の雰囲気も悪くなっていく。そんなある日、初歩的な医療ミスによって一人の患者を死なせてしまう。このミスが発覚すると、確実に交付金がストップすると思った主人公・秋葉らはそのミスを隠蔽する。それと同時に、今まで見たことのない症状の患者が急患で運ばれて…。(WIKIより引用)


不気味な病院、陰湿な看護婦たち、赤字に悩む院長。
全体的にこの病院に漂う雰囲気が気味が悪く、不気味な予兆を冒頭から感じる。患者の顔の青白さも気持ち悪い。また、皮膚の整合で皮を試しに縫ってゆくシーンも生々しく、さらには突き刺さる注射針が痛くて、グロテスクだ。目を背けたくなる。

不自然なほど緑色の血と、どろどろに溶けた内臓、さらには包帯に巻かれたままストーブで暖められるミスをして死んだ患者の様子も、匂いが映像から漂ってきそうなグロさがある。


また一人、また一人と心を壊されて感染が広がってゆく。
その各々の精神破壊っぷりが怖いが面白い。陰湿な病院内でのイジメというかパワハラによって、心を壊してゆく従業員の一人ひとりの描写がよく出来ていると思う。注射針を自分に射す星野真里の可愛そうな結末が悲しくて怖い。

色々と心臓に悪いシーンが連続し、感染の謎が最後には明らかになる。

キャストも佐藤浩一からモロ師岡まで個性派が揃っているし、女性陣も冴えている。とにかく退屈せずに最後まで見せてくれる日本流のホラー映画だ。

病院をテーマにして、その内部をグロテスクに描いたホラー映画としては秀作な一本だと思う。

kojiroh

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