『IZO』(2004年、日本)―0.0点。実験的、それを越えてもはや映画じゃなくなった映画


『IZO』(2004年、日本)―128min
監督:三池崇史
脚本:武知鎮典
出演:中山一也、、桃井かおり、松田龍平、石橋蓮司 、山本太郎、ミッキー・カーチス、遠藤憲一 、寺島進、松田優、片岡鶴太郎、ビートたけし、ボブ・サップ、緒形拳、原田芳雄、松方弘樹、及川光博、友川かずきetc

【点数】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/ 0.0点

ベネチア映画祭正式出品作品。世界の三池が監督。人切り以蔵をモチーフに描かれた時代を、時空を超えて描かれるバイオレンス。

「IZOが、来る……!……天誅!」

さてインパクト大で、三池監督&たけし出演で他もありえない豪華キャストに見事なほど騙される映画だった……。


◎あらすじ
1865年5月、土佐勤皇党首領・武市半平太のもとで数々の幕府要人を暗殺し、“人斬り以蔵”と恐れられた岡田以蔵がついに磔の刑に処された。だが、以蔵の怨念は時空間を越え、現代の東京でホームレスに宿る。そして不死身の肉体を備え、怨念と人斬りを生きがいとする“IZO”として復活した。IZOは時空を飛び越え、老若男女や身分を問わず立ちはだかる人々を次々に斬り刻んでいく…。(ALLcinemaより)


たけしを初めとしたあり得ない豪華キャストと、それに見合わぬあまりにも奇想天外な内容に、まさに度肝を抜かれた。

友川かずきの名曲に載せて現代社会、さらには観客の心を滅多切りに。観客に天誅が降り注ぐ。

「IZOという名のシステムエラー」。時空を越えて暴走するIZOというアイディアはなかなか面白く、IZOはAKIRAを目指したかったのかもしれないが、しかしあまりにもハチャメチャなストーリー展開と意味不明なシーンの連続で、見るのを途中で辞めようかと思った。

レンタルで鑑賞していたため、実際、途中で何度か辞めた。しかし負けた気がするのでまた観て、なんとか2時間見た。ぶっちゃけ、映画館で見た人は止めることができないので可愛そうだとさえ思った――。


及川光博、現代を舞台に時空を超えた人切り。
IZOと対峙するゲストが次から次へと移り変わり、それがあまりにも豪華キャストなので、「こんなにすごい人を滅多切りしていいんですか?w」とつっこみたくなる。それほどまでに、なんでこの役で出演OKしたのか、それが本作最大の謎であった。


桃井かおりは人類の母になった?
怨念、輪廻、時空、暴力、生命……おそらくそうしたものを実験的にIZOをモチーフに描きたかったのだろう。

だが実験性を超えた実験性は、もはや映画芸術ではなく単なる落書きのようなものになってしまうのだなとしみじみ感じた。

部分的には光る演出、演技、面白い部分があるのだが、ナチスや戦争中の歴史から、IZOが壮大なる歴史を越えて人類に天誅を与えようとするアイディア自体は面白いのだが、肝心な本作はぶっちゃけまったく面白くない。

例えるならば、北野武の『Takeshi’s』にも近い。とにかく監督がめちゃくちゃやらかした実験映画という名の失敗作であろう。

見る人によってはハマる賛否両論作なのであろうが、個人的には0点=∞点。

映画を越える映画でもあろうが、やっぱり、それもさらに越えてこれは映画じゃねえ!(笑) 

散々ぼろくそ言っている筆者である、
がしかし、もうイゾーを忘れられない。

kojiroh

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