『処刑人2 』(2009年、アメリカ)―6.0点。帰ってきた愛すべき馬鹿映画


『処刑人2 』(2009年、アメリカ)―117min
監督:トロイ・ダフィー
脚本:トロイ・ダフィー
出演者:ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、クリフトン・コリンズ・Jr 、ジュリー・ベンツ、ジャド・ネルソン、ボブ・マーリー etc

【点数】 ★★★★★★☆☆☆☆/ 6.0点

口コミで話題をよんだカルト作『処刑人』から10年、待望の続編『処刑人2』!
劇場で見に行こうかとも当時は悩んだが、結局のところレンタルで借りて夜な夜な鑑賞するというオチにはなったが、あれから10年後をどう描くか楽しみにしていざ処刑人ワールドへ。


◎あらすじ
コナーとマーフィーのマクマナス兄弟とその父ノアの3人が、イタリアン・マフィアのボス、ジョー・ヤカベッタを処刑してから8年。逃亡先のアイルランドでひっそりと暮らしていた彼らのもとに、兄弟のよく知るボストンの神父が殺害されたとの報せが入る。それは、何者かによる兄弟への挑発的なメッセージだった。さっそくボストンへと向かった兄弟。実は、彼らをおびき寄せたのは、ボストンでの勢力を回復させたヤカベッタ・ファミリーのボスにして、かつて兄弟が処刑したジョー・ヤカベッタの息子コンセイシオだったのだが…。(Allcinemaより引用)

オープニングから処刑人復活するべく、ヒゲをそり落として戦闘モードに入る兄弟。このベタで馬鹿っぽいノリがB級でいいです。新キャラのクリフトン・コリンズ・Jrも交えて悪人をやっつける戦闘シーンも前作よりもなんかユーモラスに。

聖書を読んで硬貨を落とす。
ボストンではすっかり英雄になった「セイント」は警察内部でも指示されていて、とにかくやりたい放題。前作と同じく、特に深く何かをいうネタもない類の馬鹿映画ではあるが、しかし前作とほぼ同じようなノリで、このバカで楽しそうな雰囲気を再現したところは、やはり愛せる映画である。(冗長でよくできた映画とは言えないと思うが)

とりあえず前作のデフォーと同様の存在感で、ジュリーベンツがFBIの捜査官役でいい味を出している。

「やっぱり彼等よ!」
キレのいい英語で現場検証して処刑人の殺人事件を再現してゆくシーンなんかは、「なんでそこまでわかるの?w」と突っ込みたくなるが、なかなか笑える。

つっても前作の方が世界観が新鮮だったこともあるので、やはりデキはいいかなと思えてしまう。なんとも微妙な続編であったが、また「3」が出たら今度は劇場に見に行ってあげたくなる不思議と可愛らしく思える映画なのであった。

kojiroh

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