『バイオハザード』(2002年、アメリカ=独=英)―8.5点。「バイオ」シリーズ最初にして最高傑作


『バイオハザード』(2002年、アメリカ)―100min
監督:ポール・アンダーソン
脚本:ポール・アンダーソン
音楽:マリリン・マンソン、マルコ・ベルトラミ
出演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ, ミシェル・ロドリゲス, エリック・メビウス, ジェイムズ・ピュアフォイ, マーティン・クルーズ etc

【点数】 ★★★★★★★★☆/ 8.5点

『バイオハザード5』が劇場公開されて評判が悪いがヒットしているので、言わずと知れた有名ゲームが発祥・ゾンビ映画のゼロ年代のブームの火付け役となった『バイオハザード』を取り上げてみる。

美しいジョボヴィッチ、ハイテク産業のアンブレラ社の中でのゾンビ映画という、改めて見返しても、近代的ゾンビ映画を開拓した一つの金字塔であるように思える。(新作はクローンまで登場してハチャメチャなSFになっているが……)


◎あらすじ
近未来。巨大企業アンブレラ・コーポレーションでは“ハイブ”と呼ばれる地下の巨大研究施設で秘密裏にバイオ兵器の研究を進めていた。しかし、研究中のウィルスが何者かによって施設内に散布されてしまう。ハイブを管理しているコンピュータは施設外への伝染を防ぐためハイブを完全閉鎖し外部との接触を遮断してしまう。内部調査のためハイブに送り込まれた特殊部隊は、ハイブの出入り口付近で倒れていたアリスを発見するが、彼女は記憶を失っていた。アリスを知る一同は彼女を帯同しハイブへ侵入するのだったが、そこには予想を超える光景が広がっていた……。(All cinemaより引用)

今見ても、よくできている。潔癖で近代的なオフィス内で突如として迫る感染の恐怖、異変、ともかくB級ゾンビ映画のツボをすべて押さえている。


エレベーターにはさまれたまま首チョンパされるであろうシーンや、レーザーで切り刻まれる隊長のシーンなどはグロテスクだが適度にえぐい部分を見せない上品さがあり、印象に残る名シーンだ。


ミラも若くて美しく、そしてミッシェル・ロドリゲスもいい。リッカーが登場する列車のシーンによる脱出などは、まさにゲーム的で、思わずニヤリ。最後にはマンソンの『Fight song』。これはもはや完璧である。筆者の趣味的にも。

ゲームのファンとしても、この世界観の再現は見事だといえる。音楽の雰囲気、近代オフィスが化学兵器によって血の海に変わる不気味さなどはゲームの世界だ。続編である「2」の方が登場人物が重複するが、本作は映画として「アリス」というオリジナルキャラクターの視点で物語を脚色してる点が見応えあるのだ。

しかし本作が最高傑作として、後々どんどん劣化したバイオハザードが量産されていくのは非常に残念なことでもある。最初がデキがよすぎたのかもしれない。

そして「感染」が始まっていることを知る恐怖が最初の作品だからこそあって、そうした緊張感こそゾンビ映画の醍醐味だなと改めて時間する次第であった。

ミラとポールが結婚したし、よく稼いだシリーズの原点でもあるので、ゾンビ映画史に歴史を刻んだ幸ある一作です。

kojiroh

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