『バタリアン』(1985年、アメリカ)―7.0点。元祖コメディ・ゾンビ映画


監督:ダン・オバノン
脚本:ダン・オバノン
原案:ジョン・ルッソ、ルディ・リッチ
出演:クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレン、ドン・カルファ、トム・マシューズ etc

【点数】 ★★★★★★★☆☆☆/ 7.0点

Return of the Living Dead
ゾンビ映画の金字塔『ナイトオブザリビングデッド』のパロディとも呼べる勝手に続編やっちゃいました系な名作。ギャグ要素が多いゾンビ映画としては、むしろバタリアンの方が金字塔なのかもしれない、ゾンビ映画の古典に入る一作である。


●あらすじ
アメリカ合衆国ケンタッキー州ルイビルにあるユニーダ医療会社で働くこととなったフレディは、先輩社員のフランクから、軍の移送ミスによって会社の倉庫にゾンビが保管されている事を知らされる。2人がそのゾンビの入った容器を叩いてみたところ、そこから突然ガスが噴き出した。ガスは“死体を蘇らせてゾンビ化させる”という物質「トライオキシン245」だったため、医学用に保管されていた死体がゾンビとなる。フレディとフランクは社長のバートを呼び、3人がかりでゾンビを取り押さえる。バートはゾンビを秘密裏に処理しようと、会社のそばにある火葬場で働くアーニーの元へゾンビを持ち込み、焼却することにした。しかし、煙突から舞い上がった煙は雨雲を呼び、墓地に染み込んだ雨水は死体を次々とゾンビにしていく・・・(WIKIより引用)

なにやらアメリカの80年代のハードロックが鳴り響き、パンキーな登場人物と共にグロテスクでコミカルなゾンビ劇が繰り広げる様はとにかく笑えた。

冒頭の平穏な舞台が一変して危機的状況に陥る。

全裸の死体が飛び出して、切り刻んでも動いている様が気持ち悪いが爆笑した。
隠蔽しようとする様もなんだかシュール。実在の会社の隠蔽劇のようで、社会風刺性をも感じる。燃やして大丈夫かと思いきや、今度は雨になる……。


”More brain!!”
と甲高い声を出す本作オリジナルのバタリアン・ゾンビの姿はやはり映画史に残る秀逸なキャラクターであろう。頭蓋骨ベースの骨格にグロテスクな表面。切り刻んでも無敵すぎる最強ゾンビである点が、少し興ざめではあるがコメディなら許せるところ。

従来のサバイバルゾンビ映画とは大きく違う。無敵なゾンビに包囲されて、なんとか解決の糸を手繰るが、皮肉なラストシーンへ。これもまた笑える。『博士の異常な愛情』のような終わり方が、ブラックコメディみたいでいいんだけどね。

とか言いつつも筆者は、やっぱり普通のちょっとシリアスなサバイバル・B級ゾンビ映画が好きである。笑える要素を盛り込んだゾンビ映画もありだけど、何と言ってもゾンビ映画には覆しようの無い絶望感と緊張感を求めていたりする。

ともかく、本作のビジュアルイメージは秀逸であり、
コメディ・ゾンビ映画の元祖になった点で意味のある一作だ。

kojiroh

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