『デッドエンド 暗戦』(1999年、香港)―6.0点。アンディラウのための軽快ノワール映画


『デッドエンド 暗戦』(1999年、香港)―90min
監督:ジョニー・トー
脚本:ヤウ・ナイホイ、ローレンス・クロチャード&ジュリアン・カーボン
出演:アンディ・ラウ、ラウ・チンワン、ヨーヨー・モン、レイ・チーホン、ホイ・シウホン

【点数】 ★★★★★★☆☆☆☆/ 6.0点

ツタヤの良品発掘コーナーにて取り上げられていた、ジョニートー監督による初期の一作。なかなかこの時代の作品はこうした特集で改めて発掘されないと見ることができないのでレンタルにて鑑賞。

ずばり、90%アンディラウの映画であった。

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◎あらすじ
末期ガンで余命数週間と宣告されたチャン(アンディ・ラウ)は、ある目的のため完全犯罪を計画。彼はまず、大手金融コンサルタント会社に押し入り、人質をとってビルの屋上に立てこもる。人質解放の交渉人として重犯課のホー刑事を指名したチャンは、“これは、ゲームだ。72時間以内にオレを逮捕しろ”と宣言し、厳重に警備された現場から姿を消してしまう。ホーは独自に追跡を始め、チャンの目的が復讐だという事を知る。<Goo映画より>

香港ノワールとしては『インファナル』よりも前の初期の作品になるが、屋上での決死、寡黙に笑う謎めいたアンディ・ラウの姿がとにかくクール。

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後に『MAD』で強烈な演技を見せるラウ・チンワンも主軸に固める。
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時限爆弾、限られた時間内での頭脳戦と肉弾戦。
よくできてはいると思うが、ずばり一言、馬鹿馬鹿しい(笑
ノワール系にしては少しマイルドすぎて、いまいち緊張感もなく、若干のぐだぐだ観がある。

どんでん返しや色々な伏線があり、サスペンスとしてはアイディアも面白い部分があるが、香港映画らしい馬鹿っぽさがちょいと個人的には冷めてしまった。

だが「バスの中だけ恋人」の有名なシーンはインパクト大。
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この映画のすべてはここにあると思える。むしろこのバスの中でのエピソードをもっと拡張して上映すべきだったのかもしれない。逃走中の犯人が検問を逃れるためにヘッドフォンを一緒に聞くことで急速に距離が縮まる。切ないが、このシーンがやはり最も独創的で輝いている場面だった。

あと脇役でのホイ・シウホンの相変わらずのぬひょんとしたカエルみたいな顔で間抜けな上司を演じる姿がジョニートーの映画らしくてなんだか微笑ましかった。

というわけであんまり書くことがないが、部分的には面白かったが全体的にはちょっと幼稚すぎたかな。でもアンディはカッコイイ。サングラスがよく似合うThe香港ガイ。

やはり筆者は、香港ノワールでハードボイルド色が強い作品の方が好みである。

kojiroh

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