『127時間 』(2010年、アメリカ=イギリス)―80点。サバイバル登山映画の最高傑作


『127時間 』(2010年、アメリカ=イギリス)―94min
監督:ダニー・ボイル
脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ボーファイ
原作:アーロン・ラルストン
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ライアン・メリマン、クリス・レムシュ etc

【点数】 ★★★★★★★★☆☆/ 8.0点

『スラムドッグミリオネア』の天才、ダニー・ボイルの最新作であり、彼自身が4年越しで熱望していたクライマー、アーロン・ラルストンの実話を映画化した力作。レンタルにて鑑賞。

所感、ボイルらしいスピーディースタイリッシュなカットと音楽もいいが、それ以上に危機的な状況下で何も動けない男の心理的なアクション映画であることに意表を付かれ、とにかくビックリした。
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◎あらすじ
ある日、27歳の青年アーロンは一人でロッククライミングを楽しむため、庭のように慣れ親しんだブルー・ジョン・キャニオンへと向かった。美しい景観の中で様々な遊びに興じて大自然を満喫するアーロン。ところが、ふとしたアクシデントから、大きな落石に右腕を挟まれ、谷底で身動きがとれなくなってしまう。そこは誰も寄りつかない荒野の真ん中。おまけに彼は行き先を誰にも告げずに出てきてしまった。絶望的な状況と自覚しながらも冷静さを失わず、ここから抜け出す方法を懸命に模索するが・・・。<allcinema>

冒頭からマルチ画面を駆使し、スタイリッシュに旅立ちを描く。
とにかくパワフル。超人的な旅人のアーロンに惹きつけられる。
音楽のセンスもよく、大自然の美しさには息を呑む。この空の青さがいい。
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そんな自然との戯れを楽しんでいたアーロン
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がしかし、突然の試練のごとく、自然の驚異に巻き込まれる場面から127時間が始まる。

まったく動かないが、様々な脱出のための試行錯誤や、自分へのインタビュー、ビデオの回想、さらには走馬灯のように蘇る過去の思い出、最愛の人、そして妄想や幻想が交じり、観客を飽きさせない。
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とにかく本作の構成に驚いた。よくこんなネタで一時間半も引き込んだなと。
陽気でハッピーな冒頭以降は、ひたすらサバイバルの残酷さが胸に刺さる。
岩が挟まる右手を想像するだけでも痛いし、水がなくなった状態の飢餓感、絶望、そして最後は……とにかくリアルすぎてショック度高い。まあこのオチを知らない方が楽しめますね。

特に筆者はネタバレを知らず、まったく事前知識なく鑑賞したので、手に汗握るような展開が非常に楽しかったです。

映画を観終えた後は、このアーロン・ラルストンという人物のことを検索せずにはいられなくなったほど。興味深い実話だ。

とりあえず、この手の自然での遭難というか生死をかけた危機を越えてゆく系のサバイバル映画の中では最高峰に部類される映画であることは疑いようがないであろう。

kojiroh

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