『ゴジラ Final Wars』(2004年、日本)―35点。ギャグとしか思えないゴジラシリーズ最終章


『ゴジラ Final Wars』(2004年、日本)―125min
監督:北村龍平
脚本:三村渉、桐山勲
製作:富山省吾
出演者:松岡昌宏 (TOKIO)、菊川怜、ドン・フライ、水野真紀、北村一輝、ケイン・コスギ、水野久美、佐原健二、船木誠勝、長澤まさみ、大塚ちひろ、泉谷しげる、伊武雅刀、國村隼、宝田明etc
【点数】 ★★★☆☆☆☆☆☆/ 3.5点

日本が世界に誇る怪獣映画「ゴジラ」シリーズの通算28作目にして“最終作”と銘打たれた特撮巨編。「VERSUS」「あずみ」の北村龍平監督を迎え、スピーディなアクションとバトルが繰り広げられる最終章・・・そう宣伝されていて、レンタル屋で手に取った。

『パシフィックリム』の影響でカイジュウ映画を見たくなって最近のゴジラを見ようと手にしたが・・・騙された。。大失敗。もうレビュー書くことがストレス発散レベルで。

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●あらすじ
20XX年。数年前から世界各地で特殊能力を持った超人類=ミュータントが確認されるようになり、地球防衛軍では対怪獣用戦力として彼らを集め、特殊部隊“M機関”を組織した。ある時、北海道沖で巨大怪獣のミイラが引き上げられた。M機関のミュータント兵・尾崎真一と国連から派遣された科学者・音無美雪は共同でミイラの調査にあたる。そんな中、ニューヨーク、パリ、上海、シドニーなど世界中で同時に怪獣たちが出現した。地球防衛軍は全戦力を投入するが、怪獣の圧倒的な力と数の前に防戦一方となり、人々はパニックに陥ってしまう。
<allcinema>

所感、ナニこの安っぽさ。
ハリウッドの大作見た後だとまじで安っぽい。
本作のゴジラはなんか劣化している気がした。

人間の出演陣は松岡とかアイドルから名わき役も揃っていてやたら豪華だが、低予算映画のようなアクションシーンと怪獣。本当に制作費20億かけてんの? ほとんど出演料で消えてるのでは?そう思うぐらいしょぼい。

X星人のマジキチな演技はギャグとして考えると笑えるが・・・

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最初の海外の都市での怪獣発生シーンはよかったが、どんどん安っぽくなる。予算なくなったの? 監督馬鹿なの? 人間シーンが多すぎ。見たいのは怪獣だ!

US版ゴジラとのバトルがよく見るとあるが、さりげない。ギャグにするならもっと徹底すればいいのになと思ったり、、、変なとこに遊びがある。

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最大の突込みが、国際的に描いているのに、英語で喋る人物とのやりとりが日本語っていう・・・まじアホなの?どこで自動翻訳されてんの? 英語と日本語でやりとりするぐらいなら外人使うなよ!(苦笑

カネがないなら怪獣もこんなに沢山出てこないでいいし!ミニラとか、もうええわ!www

本作の最大の失敗は、ゴジラを現実的に、国際的な舞台でリアリティを持って描こうとしたにもかかわらず、予算の問題と監督&制作陣の無能のせいで何もかも中途半端で、子供だましのような作品にしか仕上がらなかったことだろう。

音楽も現代っぽい電子ミュージック起用しているが、使い方が陳腐だしチャチ。こんなんなら普通でよかったのに、どうせアクションシーンもたいしたことないんだから、もう言い出すとキリがないが、何もかも中途半端すぎっ!

ただ一点、早稲田大学教授大槻義彦とたま出版の韮澤潤一郎が出演しているシーンがあって、そこは笑えた。もはやギャグだろ、このゴジラ映画。

それにしても久々にこんな邦画クソ映画見た気がする。
125分もあるし。なんかもう、だらだらやりすぎ。
日本人に予算をかけたスペクタクル作らすとゴミしか生まれないのだとよく分かった。そんなゴミみたいな昨今の日本の怪獣映画に我慢できなくて、パシフィックリムのような大傑作が生まれたのかもしれない。

kojiroh

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