『ゴジラVSメカゴジラ』(2002年、日本)―70点。完成度の高い正統派ゴジラ続編


『ゴジラVSメカゴジラ』(2002年、日本)―88min
監督:手塚昌明
脚本:三村渉
製作:富山省吾
音楽:大島ミチル
出演者:釈由美子、宅麻伸、小野寺華那、高杉亘、友井雄亮、水野純一、水野久美、中尾彬 etc
【点数】 ★★★★★★★☆☆☆/ 7.0点

平成以降のゴジラシリーズで最も評判がよく、ヒットした第26作。
「ゴジラファイナルウォーズ」の子供だましでうんざりした筆者であったが、やっぱりゴジラ映画が見たくなって、正統派の続編として最も人気のある2002年のメカゴジラを見た。

●あらすじ
1954年、ゴジラ日本上陸。絶体絶命の中、芹沢博士が開発した特殊兵器オキシジェン・デストロイヤーでゴジラを撃退。だが、博士はこの兵器に脅威を感じ、自らの命と共に消滅させる。この年、政府は対特殊生物防衛専門の“特生自衛隊”を組織。99年、再びゴジラ出現。特生自衛隊は迎撃するも苦戦を強いられる。政府は人工生物学者・湯原徳光を中心とする科学者チームへ対G兵器・機龍“メカゴジラ”開発を要請。2003年、ついにメカゴジラが完成する。そして、機龍の操縦士として、99年の戦いで仲間を失った特生自衛隊員・家城茜が任命された…。
<allcinema>
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所感、これはパシフィックリムの元ネタじゃないのか!?・・・と思うほど、メカゴジラができる過程がそれっぽかった。怪獣、脅威、そしてリベンジっ!日本を防衛するぞ!過去のトラウマから開放されるための戦いだっ!

そんな流れを美女の釈由美子が予想以上にシリアスに演じてくれる。
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空中から切り離されるメカゴジラなんかも、もろパシフィック・リム。

釈なんかを主演にしたアイドル系なヒロインの映画になっているかと思いきや、うーむ、初代ゴジラの流れに完全に続く、50年の歳月を経て生まれた、まさしくかなり真面目な正統派『ゴジラ』の続編じゃないか!

ゴジラシリーズは色々出ているが、結構パラレルワールドになっていて、中には子供だましのようなくだらないモノも多い。しかし本作は、わりと大人向けのゴジラとして初代に並びうる一作ではないか。
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総理大臣の入れ替えから、研究者の総力をあげたプロジェクト。
脇役も中尾彬など、現在の日本映画の顔になる名わき役が揃っている。
グローバル社会も視野に入れて、安っぽくならないように丁寧に作られている。

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本作のゴジラはかっこいい。
セットもチャチくないし、「ゴジラFW」より怪獣シーンが完成されている不思議。

無駄なシーンも少なくてサクサク物語りは進み、恋愛シーンも臭くないおまけ程度に収めて、あくまでゴジラを生んだこの社会と、ゴジラという人間が生み出してしまった悪になりえる脅威と、どう共存してゆくのかというテーマにもなっている。

いや、これは大人でも楽しめると思う。制作費10億で20億稼げたヒット作になったというのも喜ばしい、秀作なゴジラの続編ではないか。

ファンが多いゴジラシリーズならではの、あまりに豪華なカメオ出演に思わずニヤリ。
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時間も1時間半とすっきりしてる。飽きる前に終わってくれる。
やっぱ怪獣映画はこうでなくっちゃね。
音楽も適度に重みがあって緊張感があり、ゴジラシリーズと、メカを操縦するパイロットの苦悩と葛藤みたいなガンダムシリーズのような要素を上手く取り入れた佳作であろう。

kojiroh

 

 

 

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One thought on “『ゴジラVSメカゴジラ』(2002年、日本)―70点。完成度の高い正統派ゴジラ続編

  1. 冒頭の(特生)自衛隊のゴジラ迎撃シーンがよく出来てましたよね。メーサー車がカッコ良かったし… 確か東京マルイの1/24の90式戦車が使われてるんでしたっけ?

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