『謝罪の王様』(2013年、日本)―70点。豪華キャストで送る、前代未聞の謝罪コメディ映画


『謝罪の王様』(2013年、日本)―128min
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演者:阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊、高橋克実、松雪泰子 etc

【点数】 ★★★★★★★☆☆☆/ 7.0点

「舞妓 Haaaan!!!」「なくもんか」を手がけた主演・阿部サダヲ、脚本・宮藤官九郎、監督・水田伸生のトリオが再びタッグを組み、架空の職業“謝罪師”を主人公に描くコメディ。

名わき役として名高い俳優もパロディのように登場し、竹之内豊から松雪泰子まで登場するというバラエティに富んだ豪華キャスト。オムニバス・タッチの構成で描き出す、怪演謝罪映画。

●あらすじ
ヤクザな男の車相手に追突事故を起こしてしまった帰国子女の倉持典子。欧米の習慣が災いして、うまく謝罪できず泥沼に。そんな彼女が頼ったのは、“謝罪のプロ”を自任する東京謝罪センター所長、黒島譲だった。そして、黒島の見事な“謝罪”でどうにか窮地を脱した典子は、そのまま黒島のアシスタントとして働くハメに。やがて2人の前には、一筋縄ではいかない大小様々な難題を抱えた、ひと癖もふた癖もある依頼者たちが次々と現われるのだったが…。
<allcinema>

さて、結論からいうと、意外に面白かった!

まさか「ごめんなさい」をここまで面白おかしく描くなんて、その発想&アイディアが個人的にはわりとツボでした。2014-03-08_223632

あまり評価高くないけど、2時間は余裕で楽しめました。
まあ深夜ドラマレベルな内容ではあるが、謝罪代行会社の社長の黒島が、カフェをオフィスのように使って仕事を展開しているあたりが流行のノマドワーカーっぽくて共感できた。2014-03-08_223502

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井上真央ってあまり知らなかったけど、とぼけた演技が意外にいいなと。阿部との名コンビっぷりが、新感覚探偵物語みたいな。オムニバス形式にしてるのも手軽に見れていいっすね。

高橋克美もぼけてて笑える。しかしすべてに何か下ネタがあるかんじがパロディ的でいいですね。マンタンなんかももろブータンで、しかしある意味、これはブータンをバカにしすぎで不謹慎な気もする。

日本に遊びに来る海外の王子とかも、北朝鮮っぽくて、実際にありえそうなところもなんかブラック。まあこの国の話はなくてもよかった気もするほど馬鹿馬鹿しいですけど、完全にギャグ映画として見るなら個人的にはありですね。

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もろもろ日本映画の脇役の「顔」みたいな人々がたくさん出演してて笑えました。

竹之内がかっこいいし、こんなコメディ映画に出るなんて、それが豪華すぎてびっくり。2014-03-08_223426

役柄がもろアウトレイジと一緒の中野英雄とかもよかったですね、笑えた意味で。パロディにあふれてます。風刺的。

しかし映画じゃなくてもテレビドラマでよかったのではと思えるレベルの内容ではあるが、ANAの機内という暇つぶしにはもってこいの場所で見たからか、結構面白くて楽しめたというだけかもしれないが。

まとめとしては、くだらない映画の割にはよくできててオチもあって、出演者の息があってる感じのノリが予想外によかったなという次第でした。劇場で見る映画じゃないとは思いますが。

kojiroh

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