『グランド・マスター』(2013年、香港)―40点。巨匠の新感覚カンフーアクション、失敗作


『グランド・マスター』(2013年、香港)―123min
監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ゾウ・ジンジ、シュー・ハオフォン、ウォン・カーウァイ
製作:ウォン・カーウァイ、ジャッキー・パン・イーワン
出演:トニー・レオン、チャン・ツィイー etc

【点数】 ★★★★☆☆☆☆☆☆/ 4.0点

2013年、中国系の映画で最も話題になった一作。
映画館で見ようかとも思ったが、レンタルにてようやく鑑賞。
「花様年華」「2046」の巨匠、ウォン・カーウァイ監督が、描くカンフーアクション。長い年月の構想による、トニーレオンとチャンツイー主演!これはつまらないはずないだろと期待して鑑賞したのだが・・・。

●あらすじ
1930年代の中国。北の八卦掌の宗師、宮宝森(ゴン・パオセン)は引退を決意し、生涯をかけた南北統一の使命を託す後継者を探す。第一候補は一番弟子の馬三(マーサン)。一方、パオセンの娘で奥義六十四手をただ一人受け継ぐ宮若梅(ゴン・ルオメイ)も、父の反対を押して後継争いに名乗りを上げる。そんな中、パオセンが指名したのは、南の詠春拳の宗師で人格的にも優れた葉問(イップ・マン)だった。納得のいかないマーサンは、師であるパオセンへの恨みを募らせる。一方、諦めきれないルオメイも、イップ・マンを秘かに呼び出し、みごと八卦掌奥義六十四手で勝利を収めるのだったが…。
<allcinema>

はい、見事にすべってました。
この規模の大作にしては、中途半端に芸術性を求めて、エンタメとしてもかなりの滑り方をしているなと。アクションシーンは、キルビルの人とかが演出を協力しているらしいので、迫力あって、おっと驚くシーンありましたが・・・灰色がかった画面の感覚はシンシティも思い出します。
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なんていうか、この規模の大作なのに、歴史を折りませて大スペクタクルな雰囲気をかもし出しているのだが、ストーリーがまたぜんぜん駄目。あるようでないようなもの。ウォンカーウェイが好きそうな「あるようでない脚本」だけれども、この規模のアクション映画にするなら、その感性だのみな脚本はまったく意味をなせない。

もっと観客を楽しませるような精密なエンタメな脚本練れよ!ウォンカーウェイ!!

正直、カンフーアクションにシーンは楽しめる演出がありますが、それ以外がちょっと駄目すぎる。トニーレオンも「2046」とほぼキャラ的に変わらない悲壮感、語り部のような立場で、主役はチャンツイーっすかね。

部分的には光る演出や新しい試みを感じるけれど、こりゃ、全体通してぐだぐだすぎ。

ウォンカーウェイのせいです。間違いなく。

エンタメ大作にするなら、彼のような、一発取りというか、即興演出とか映像を感性で語るような監督に、大きな予算と長年の構想で、こんな映画を取らせちゃいけないですね。

もっとちゃんとしたストーリーを作って、その行く末を追いたくなるようなエンタメ映画にしてれば、悪い作品にはならなかったでしょうが・・・とりあえずカーウェイ監督は、雰囲気で映画を撮っちゃう人だから、この手の映画は二度と作ってはいけませんね。

こりゃ赤字でしょう。絶対ヒットしないと思います。

商業的なアクション映画としては、あまりに中途半端でつまらなすぎました 。

kojiroh

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