『アウトブレイク』(1995年、アメリカ)―70点。感染系映画の王道、エボラの勉強にでも観賞価値ある一作。


『アウトブレイク』(1995年、アメリカ)―127min
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレット、ロバート・ロイ・プール
出演:ダスティン・ホフマン、レネ・ルッソetc

【点数】 ★★★★★★★☆☆☆/ 7.0点

2014年、エボラ出欠熱の脅威が世界的に危機を煽っている昨今、同胞のクソ映画人仲間からの強いレコメンドを受けて、「感染系」映画として王道の映画「アウトブレイク」を鑑賞した。

案の定、みんなエボラに危機を覚えているようでレンタル屋で人気が再燃しているので、HULUにて筆者は鑑賞した。

●あらすじ
アフリカ奥地で発生した未知の伝染病がアメリカに接近。厳戒の防護措置が取られるもウィルスはとある地方都市に侵入! 街は完全に隔離され、米陸軍伝染病研究所はウィルスの謎を懸命に解き明かそうとするが……。
<allcinema>

さて、日本ではあまり有名ではないこの出血熱、その爆発するように血が吹き出てくるような、その病状をリアルに再現したことが一つ、この映画の大きな功績であろう。

飛行機の中での感染発症の予兆なシーンは、リアリティだけでなく、そのシチュエーションの再現が素晴らしいなと思った。個人的に。

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サルから人へ。その感染経路の再現も面白い。
この映画のサルは本当にいい演技をしていると思った。

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しかし映画としてはかなり陳腐であり、
新種のウイルスと巨大な陰謀を絡めたスペクタクルなのだが、
あまりにも主人公が無敵というか、運がよすぎて、どうも興ざめっていうか、この巻き返し方はリアリティないなと思った。

人類がこれで滅亡するほうがリアリティあります。
あんな小さいサルをあんなに迅速に再発見するなんて、いや、まじでありえないでしょ(笑

それにしても本作ではヘリコプターが大活躍であった。

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まあアメリカチックな家族と妻との絆とか出てくるが、このリアルというか、飛行機の中から映画館まで、その「感染」が広がってゆく描写の演出意外とははっきり言って特に見所はない映画だと思います。

しかしその演出がよく、さらに今のエボラ危機な昨今、見たからこそ、70点です。
たぶん、2~3年前に見たら単なるクソ映画だったなで終わっていたと思います(笑

kojiroh

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