『深夜食堂』(2015年、日本)―75点。中華圏での人気も納得のコミック映画


『深夜食堂』(2015年、日本)―119min
監督:松岡錠司
脚本:真辺克彦、小嶋健作、松岡錠司
出演:小林薫、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、余貴美子、筒井道隆、菊池亜希子、田中裕子、不破万作、綾田俊樹、オダギリジョー etc

【点数】 ★★★★★★★☆☆/ 7.5点
*リアルタイム映画

香港や台湾でも人気のある映画・深夜食堂。
安倍夜郎の漫画が原作。小林薫主演の人気深夜TVドラマ初の劇場版。

別に日本ではぜんぜん知らなかったが、昨今ブームな孤独のグルメと並んで有名なドラマであり、その映画版が意外と面白いといううわさを聞き、ANAに乗ったら機内映画が用意されていたので鑑賞することにした。

◎あらすじ
夜も更けた頃に営業が始まるその店を、人は“深夜食堂”と呼ぶ。メニューは酒と豚汁定食だけ。それでも、客のリクエストがあれば、出来るものなら何でも作るのがマスターの流儀。そんな居心地の良さに、店はいつも常連客でにぎわっていた。ある日、店に誰かが置き忘れた骨壺が。どうしたものかと途方に暮れるマスター。そこへ、久々に顔を出したたまこ。愛人を亡くしたばかりの彼女は、新しいパトロンを物色中のようで…。上京したもののお金がなくなり、つい無銭飲食してしまったみちる。マスターの温情で住み込みで働かせてもらう。料理の腕もあり、常連客ともすぐに馴染んでいくが…。福島の被災地からやって来た謙三。福島で熱心にボランティア活動する店の常連あけみにすっかり夢中となり、彼女に会いたいと日参するが…。
<allcinema>

うーん、出来のいい深夜のコアなドラマってかんじだが、かなり見やすくポップな要素も内包していて面白かった。何か心に触れてくるものがある。
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独特な言葉遣いで淡々と料理を作る小林薫の姿には、なんというか硬派な男の姿を感じる。

いくつかのエピソードを2時間の枠につなげていて、編集というか脚色もなかなかよくできていると思った。

卵焼きが本当に美味しそうにできていて、まあこういう食堂があるなら言ってみたいなと思える。豚汁の料理シーンとか、うーん、この世界観はどこか病み付きになるものがある。2015-06-27_130225

常連客の脇役陣や警官など、サブキャラクターの造形がいいのかもしれない。

シンプルで単純な話で、深夜食堂の常連客と、たまに来るよそ者の抱えた悩みを食堂を通じて解決したりするだけなのだが、心の闇をどこか共有する場としてのこの食堂の存在そのものが興味深いのだよなあと。

震災や現代の貧困など、女性の視点が多いながらも今の日本の闇をライトに描いていて、そこが評価すべきところかもしれない。

まあ飛行機で見るレベルの映画では、これぐらいがベストだなと思いました。

でもやっぱり、音楽と夜の食堂の世界観がいいですね、ああ卵焼き食べたい。

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kojiroh

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