『劇場版 SPEC〜結〜漸の篇』(2013年、日本)―0点。商業主義に汚染されたママゴトレベルのゴミ映画

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『劇場版 SPEC〜結〜漸の篇』(2013年、日本)―93min
監督:堤幸彦
脚本:西荻弓絵
製作:植田博樹、今井夏木
音楽:渋谷慶一郎、ガブリエル・ロベルト
出演者:戸田恵梨香、加瀬亮、北村一輝、栗山千明、竜雷太 ETC

【点数】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/ 0.0点
※リアルタイム映画評

戸田恵梨香と加瀬亮が主演、「ケイゾク」の堤幸彦が監督、
おなじみ「SPEC」の完結編2部作、その前編を好奇心で劇場で見た。

ぶっちゃけ前評判悪いからあまり期待してなかった、過去のキャラが再登場するらしいので、一体どういう展開になるのかと気になって、好奇心に負けて劇場入りしたのだが・・・。

◎あらすじ
ニノマエとの死闘を終え、瀕死の状態で病室に担ぎ込まれた当麻と瀬文。2人の距離は縮まったようにも思えたが、世界はある人物によって破滅へと進み、やがて当麻に宿ったSPECが覚醒する。戸田、加瀬をはじめドラマ版レギュラーキャストに加え、謎の白い男セカイ役で向井理、物語の鍵を握る謎の女役で大島優子が出演。歴代のSPECホルダーも総出演する。

<映画.comより>

所感、盛大に笑った。
あまりにもクソで、てかゴミすぎて、エンディングは笑うしかねえ。
前作の『天』がクソだったので、もうこれ以上劣化することはないかなと、最低限の期待を胸に劇場に足を運んだわけだが・・・ナニコレ?
回想シーン多すぎじゃね?
竜雷太のせりふもあそこまで長回しで回想されるとマジでうざい。

主演の戸田=当麻が悪いわけじゃないんだ。すべては監督と脚本。中身なさすぎ。
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彼女と瀬文=加瀬の演技もくさくて馴れ合いみたい。もういいよといいたくなるほど2人の人間ドラマが長くてうっとうしい。そんなことよりストーリーを進めろっ!w

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ドラマでは素晴らしい演技を見せた人気キャラたちも、ままごとの馴れ合いみたいなレベルの下らない演技を見せる。この脇役3人組は好きだけども・・・。

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怪演を見せてくれた過去のキャラ、吉川=北村がとういう再登場するのが一番気になっていたのだが、これまた、まあ安っぽい後付の復活。こんな子供だまし、あり?w
はっきり言って興ざめである。
キャラを無意味に殺したり生き返らせたり、いい加減にしろ!
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大島がなぜ登場してるのかわからんが、、
ぶっちゃけ、しゃっくりウゼエえええ!!
劇場で見ると余計にうぜええ。

そもそも世界規模の陰謀と絡めて大スペクタクルにしたうえに、クローンとかわけわからん無敵設定にした時点で「Spec」は終わっていたのだ。

いやーー、つまんなかった!
この場で書けば書くほどイライラしてきます(笑

HULUとかレンタルで一本百円以下で鑑賞したなら、20点ぐらいはあげてもよかったが・・・、こんな安っぽいクソな脚本とままごとのような演技、くさくて長くてうっとおしい人間ドラマ、さらには無駄な回想シーンで焼き増した1時間半を劇場で付き合わされた身になってくれ。

Team SPECにはマジでがっかりです。
堤監督もドラマの鬼才なはずだが、
映画になるとなんでこんなにクソなの?
関西人だから、最後の最後で中身のない映画を回想とママゴト演技で時間を引き延ばして前編後編にすることでカネ儲けしたかったの?

傑作だったドラマスペシャルの『翔』なんかは、ミステリー要素も組み込み、かつスピーディーに回想も短く、面白いギャグとかもふんだんに1時間半の尺の中に盛り込んで、中身が濃い一作だったのに・・・、
本作のギャグもたいして面白くなかったし、キレがない。
ストーリー進行遅すぎ。中身ないものをだらだら流してる、まさしく総集編かよっ!と突っ込みたくなるクソっぷり。

2時間半あれば、漸&後篇をくっつけることは間違いなくできたはず。「Kill Bill」のように前篇と後編でテーマを変えて楽しませる情熱も才能もないだろう。

はっきり言ってわたしが今まで劇場で見た映画の中で、人生最低レベルでした。

まあ今まで面白かったドラマシリーズをHuluで安く見れたことに対する寄付だと割り切るしかないレベルでゴミだった。絶対に後編は劇場で見まないことを宣言します。

本当の意味でSPECは終わった。

kojiroh

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『IZO』(2004年、日本)―0.0点。実験的、それを越えてもはや映画じゃなくなった映画


『IZO』(2004年、日本)―128min
監督:三池崇史
脚本:武知鎮典
出演:中山一也、、桃井かおり、松田龍平、石橋蓮司 、山本太郎、ミッキー・カーチス、遠藤憲一 、寺島進、松田優、片岡鶴太郎、ビートたけし、ボブ・サップ、緒形拳、原田芳雄、松方弘樹、及川光博、友川かずきetc

【点数】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆/ 0.0点

ベネチア映画祭正式出品作品。世界の三池が監督。人切り以蔵をモチーフに描かれた時代を、時空を超えて描かれるバイオレンス。

「IZOが、来る……!……天誅!」

さてインパクト大で、三池監督&たけし出演で他もありえない豪華キャストに見事なほど騙される映画だった……。


◎あらすじ
1865年5月、土佐勤皇党首領・武市半平太のもとで数々の幕府要人を暗殺し、“人斬り以蔵”と恐れられた岡田以蔵がついに磔の刑に処された。だが、以蔵の怨念は時空間を越え、現代の東京でホームレスに宿る。そして不死身の肉体を備え、怨念と人斬りを生きがいとする“IZO”として復活した。IZOは時空を飛び越え、老若男女や身分を問わず立ちはだかる人々を次々に斬り刻んでいく…。(ALLcinemaより)


たけしを初めとしたあり得ない豪華キャストと、それに見合わぬあまりにも奇想天外な内容に、まさに度肝を抜かれた。

友川かずきの名曲に載せて現代社会、さらには観客の心を滅多切りに。観客に天誅が降り注ぐ。

「IZOという名のシステムエラー」。時空を越えて暴走するIZOというアイディアはなかなか面白く、IZOはAKIRAを目指したかったのかもしれないが、しかしあまりにもハチャメチャなストーリー展開と意味不明なシーンの連続で、見るのを途中で辞めようかと思った。

レンタルで鑑賞していたため、実際、途中で何度か辞めた。しかし負けた気がするのでまた観て、なんとか2時間見た。ぶっちゃけ、映画館で見た人は止めることができないので可愛そうだとさえ思った――。


及川光博、現代を舞台に時空を超えた人切り。
IZOと対峙するゲストが次から次へと移り変わり、それがあまりにも豪華キャストなので、「こんなにすごい人を滅多切りしていいんですか?w」とつっこみたくなる。それほどまでに、なんでこの役で出演OKしたのか、それが本作最大の謎であった。


桃井かおりは人類の母になった?
怨念、輪廻、時空、暴力、生命……おそらくそうしたものを実験的にIZOをモチーフに描きたかったのだろう。

だが実験性を超えた実験性は、もはや映画芸術ではなく単なる落書きのようなものになってしまうのだなとしみじみ感じた。

部分的には光る演出、演技、面白い部分があるのだが、ナチスや戦争中の歴史から、IZOが壮大なる歴史を越えて人類に天誅を与えようとするアイディア自体は面白いのだが、肝心な本作はぶっちゃけまったく面白くない。

例えるならば、北野武の『Takeshi’s』にも近い。とにかく監督がめちゃくちゃやらかした実験映画という名の失敗作であろう。

見る人によってはハマる賛否両論作なのであろうが、個人的には0点=∞点。

映画を越える映画でもあろうが、やっぱり、それもさらに越えてこれは映画じゃねえ!(笑) 

散々ぼろくそ言っている筆者である、
がしかし、もうイゾーを忘れられない。

kojiroh